憧れるが真似はしない
目標はあるがそこが最終地点ではない
自分のプロセスと
アイデンティティは
大切にする
それが自分の創り上げるものに
全て繋がるから
流した泪は明日の糧
女は泣くと
強くなる
抱き締められると
弱くなるのに
最大の敵は彼方
掴めそうで 掴めない
見えそうで 見透かされて
それでもあたしは
彼方を掴みたい
蒙昧の果て
小さな光りは静謐でイノセントな世界なのか
はたまた
誰かの炯眼か
いつもそれは直ぐ側に
ただ 分かり合いたいだけなのに
目覚めるとすぐ
貴方の寝顔
貴方の匂い
熱を帯びた頬をそっと撫でる
あなたの腕の中で
いつまでも体温を分かち合っていたい衝動を押し殺し
コーヒーのスイッチを押す
そしたらまた
香ばしい匂いが部屋中を
支配するまでの間
愛おしい貴方にキスを
今日の始まりの告げる
優しいキスを