次から次へと
煩い事極まりない
全ての世界はグレーで出来てる
綺麗ごとの為の嘘
積み重なっては
黒にはならず
ずっと同じ色
その中に含まれる
自分の心
外気が呼び寄せる
汚い空気は
さっきからあたしを
苦しめて止まない
大声で
泣きわめけば
少しは楽になるのに
できない自分が
更に
色を淡く染める
全ての思想は
円と四角
少しも
触れはできないのに
それはいつもそこで
動かなければ
去ることもしない
ただじっと
彼らは
待ち続けてる
あたしをずっと
待ち続けてる
哀しい春
泪の春
どこか儚く
世界の草花が色味を増す反面
ヒトは何かにサヨナラを
新しく何かを受け入れるため
訪れる運命は
あまりにも唐突で
静かに受け入れる他に選択肢はない
泪はとめどなく
それもまた静かにそっと
あたしの頬を伝う
神様
貴方は
今日も
静かにそっと
あたしを
見てくださっているのでしょうか
同じ色
同じ顔
黒と肌色
目は虚ろ
みんな独り
知らない人が
吐く息は
あたしを更に
息苦しくさせる
二酸化炭素の悪魔
知らない人に触れる感触
その温もりは微塵も感じない
あの人には触れたくても
近付けないのに
あたしはうんざりして
さっきから
ポケットの中のコインを
もて遊んでいる
それから
そっと
長くて短い
今日の始まりを
神様に告げる