2015年7月3日金曜日

すべて真夜中の恋人たち


こんばんは


相も変わらず
本に夢中の私

しかし今回
今までにない素晴らしい1冊に出逢いました


”すべて真夜中の恋人たち”
川上未映子



出逢いは古本

新しい本よりも古い本が好きなのは
以前にもブログに書きました
スキなものを永遠に


今回のこの本は
読み崩した感じに加え
ある香水の匂いがしてた


買わなきゃいいのに
何でか気になって購入


内容は本当に素晴らしく
心もってかれました


なんでこんなにも
生きることは切なくて
難しく儚いのだろう


そして恋は
あんなにも
人を変えることができるのに
切ないのだろう


普段ミステリーしか読まず
そしてこの人の作品を読むのが初めてだったのもあって
この作者の文字の表現に慣れるまで少し時間がかかったのだけれど


でもなんだか

ずっと


青やピンクや黄色のネオンの電球が漂う
透明の暗闇の中にいるような


その中であたしもフワフワと漂っているような


本当にそんな不思議な感覚にさせられる一冊でした


何度も胸がギュッと鳴った


素晴らしい小説でした



そしてその小説の中で
クロエの香水が出てくるんだけど


それがまさしく
この本に染み付いている香水の匂いのそれでした


なんか
今までの視覚から脳が繋がっている感覚の読書から
嗅覚も備わる事によって
なんともいえない
感動でもない
本当に通常の感覚とはまた違った体験でした



パウロコエーリョを読みながら
ハービーハンコックを聴いてるみたいな


朝の真っ白なヒカリの中
通勤してる時の何気ないラジオから
Bill Withers のlovely dayが流れてくるみたいな


わっかりにっくー

やけど
そんな感覚でした


しかも表現や描写の伝え方が
主人公の感情の切なさが
すっごくストレートに響いてきて


他の作品は読みたくない

って思ってしまう程の素晴らしい1冊でした←読めよw


ちなみにこの前は
沼田まほかるさんの
”彼女がその名を知らない鳥たち”

真逆の作品でした

でも人間の本質だと思うからこれもこれでスキ
どヒューマンミステリーって感じでした

どろどろ



本だけ読みに
海辺のヴィレッジに一人で1週間だけ行きたい


本だけ持っていって
海みながら本読んで
疲れたらベッドで眠るの


贅沢!!!



またちょくちょく読書感想文書く

夏だしww


good nite guys xoxo

MINAel

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