2016年11月13日日曜日

mieko kawakami lover


どうやら本当に風邪をひいたようで
あたしの記憶上こんなに身体が困惑している状態なのは
6年くらい前にインフルエンザになった時しかない

いつもは葛根湯飲んで寝たらなおったのに



出向きたい空間に行けなかったのが
本当に悔しい

来週も行けないのに


多分神様がずっとパタパタしてるあたしを見かねて
ちょっとゆっくりしたらどー?って言ってるような気がする


本読みたいってずっと言ってたからかな
すいません ありがとう神様



といういつもの前置きはさておき
読書記録をしておく


タイトルの通り
川上未映子さんです


本当になんなの!


本当に好き


結構 もやもやした内容が多かったりするのだけど
それをまた もやもやと台詞が続くから



長ったらしいな 



って感じる人もいるかもしれない


でも人間って本当に複雑に思想は入り組んでいて

沢山の自分がいて
本当の自分と、相手から見た自分と、汚い自分と、綺麗でありたい自分


そしてそれらを外側から見つめ続けている自分


それがもうマーブル柄みたいに
溶け合うことはなく混じり合ってるっていう




今回読んだのは


”あこがれ”

読み始め
やたらとミスアイスサンドイッチって言葉がでてきて

序盤から、かなり川上イズムに連れてかれた


言葉の使い方はもう絶品で
小学生ならではの
なんていうか自分たちで言葉を作っちゃうあたりとか
その生まれた言葉のプロセスの単純明快さだったりとか

男とか女とか
異性を知る前の段階の友情とか

くだらないことだけど
あの頃の年齢のセカイでは
それが全てだったりするところとか

その中で起こる
自分を見失っちゃうような
大きな出来事だったり


読み進めて
スピンの位置が左側にむかっていく度に
終わらないで―
ていう感覚になる

もいっこ ”ヘヴン”                                     
これまた奥深い作品で
中学生のいじめについて書かれている

”いじめる”ほうと
”いじめられる”側がもちろん
いるわけで

いじめられるほうの些細な日常の怯えを

いじめるほうの人間は本当に何も思っていない
し、考えてもいないし、感じてもいない

んだろうなって思った



斜視だからって主人公の男の子はいじめられて
汚いからってクラスメイトの女の子はいじめられる

でも、その女の子の
軸が最後まで身震いするくらい強くて

やっぱり何とも言えない感覚に陥った

川上さんの作品って
事実上の恋愛ではなくて

多分二人の間にもう一つ暖かいなにかが生まれたら
レンアイになるんだろうなーっていう一歩手前の感情というか

あってるのか分かんないけれども!

あくまであたしの感想


お互いの人生を自分なりに選んで考えて生きているけど
その中であいつがいるから・あの人がいるから 前を向ける
みたいなところ


なにゆーてんねん


でもほんまにそう感じます


なんでこの人の作品は
胎水に漂ってる感覚になるんだろう

決して冷たくも熱くもなくて
守られてるような安心感があって

息 しにくいのに
なんでかできてる

目 開けてらんないのに
開けてられる

ずっとこのままじゃ嫌だと思ってるのに
ずっとここに居たいような


いつもこんな感覚になる


なんでだーーーー


そしてまた最近宗教の本をかき集めるわたし


5年に一度のペースでやってくんね
セカイの本当を知りたい季節



0 件のコメント:

コメントを投稿