2014年11月8日土曜日

UP TO ME




熱く語る
眼差しは透明で

あたしはこの人に
見えない糸で
瞳を引っ張られているかのように


目線を外す事はできなかった


その透明の中にある
一本の強い糸は


磨き上げられ
輝きを帯び
この人の瞳の輝きを
より一層美しいものにした




”これから自分はどうありたいか”



この手の話は
大好きで
あたしはいつものように
自分と重ね合わせて
話を聞いていた




”こういう話を真剣に聞いてくれるほうですよね”



諧謔混じりのこの言葉で
突然空気を変えるかのように
あの人 はそう言って


照れた


そういう
人の気持ちを常に観察するのも
職業柄とはいえども
あの人の本質の優しさが見え隠れするので


あたしはいつも通り
尊敬してしまう



苦しい事や
悲しい事や
やりきれない事
 

それが迷いとなって
軸が緩み出す


自分を信じる事の辛さや
自分に嘘をついてごまかしている時の
後ろめたさは


一番の厚く硬い壁




本当はクリアに考えれば
楽になるのに


その結論に辿り着くまでに
その軸は本当にもろくて悪い糸へと変貌を遂げる


そういった類いのものを
多分あの人は打ち破ったのだろうか


以前までより
とても優しい顔になった



辛くて苦しいその壁を打ちのめした分
人は優しく大きくなるんじゃないかな


そしてその生き方は
人の顔に
身体に
動き一つに

全てに

反映される




少なくともあたしはそう信じています




自分次第で全ては変えられる
その後の事は
自然と
思いの道へ向かって行くだろう



悩みや迷いは
一番の力と自信になる


それを
ダメにするのか
力に変えれるのかは



全ては
自分次第である





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