2014年11月29日土曜日

CULTURE IS DIFFERENT



また意味の分からない話をしに
ある友達の向かいに座っている


答えはいつも
あるようでなく


お互いの考えや

お互いが好きな
本や映画や
それぞれの知識を元に

関連づけては
納得するまで


つまらない(でもあたし達には果てなき重要な)
テーマについて


話し合う


逢ってすぐにそういう類いの話になるわけではもちろんなくて
たわいない そこらへんに落ちている話から
あたし達には無限のテーマになっていくのである


あの日もそう




”男と女”という名目が
ただの”ナンパ”というまたしてもくだらないテーマから広がった



””でも なんで 外国人はそう簡単に話しかけてきたりするんだろーね””

”それなんだけど”(と眼の色が変わり座り直す友達)



”元々文化の違いなんですよ”




友達曰く こういうことらしい


例えば私がエレベーターに乗るとする
すると一人の男性が乗ってきてエレベーターの中には
あたし つまり女性と男性の2人きりになる


日本ならば
お互いに絶対話しかけたりはしない
何ならお互いの存在すらないような素振りをする
そう 沈黙をつらぬきスキを見せないことで自分を無意識に守っているのだ


しかし海外(ヨーロッパを友達は例にあげていた)では
目が合うと必ずニコっと笑うのだ
自分自身も経験はあるのだが
そういう場面は日常で簡単に起こり
そこから話しかけられることもしばしば


それは日本の場合とは真逆の考え方で
自ら相手にアクションをかけることで自分を守っている


そう 人間なら誰しもが”いい人”には悪いことをしにくい


という心理的要素から自分を守っている


らしい



文化の違い




一言で言い表すのはとても簡単なことだが
それぞれに生まれた歴史があって
根本的な根強さから
今の違いが生まれてきたのだろう


実際 その話の続きから
”何故日本はそんなに閉鎖的なんだろう”
というあたしの問いは
”島国だから” ”いやでも中国も日本と同じ考えである”
といううやむやな考えのまま
結論は出なかった



いつものその友達と楽しむ時間

何も変わらない
意味のなさないだろう会話を楽しむ



とても他の友達には理解しがたい時間が流れる


そしてまた
ある期間を経て

あたしはまた
その意味のない話をしに
その友達の向かいに座って

姿勢の整った
輝きの目をみながら
話を酌み交わすのだろう



知識を貯え
発表し
そして新たな知識を与えられる





MINAel

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